どんな栄養素が含まれているの?
高タンパク
本マグロの赤身は100gあたり153kcal、
たんぱく質は24.8g。
お肉と比べると低エネルギーでありながら、
高たんぱく質な食材と言えます。
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たんぱく質は肌のハリ・弾力を保つだけでなく、
骨や筋肉、血管など、様々な組織に存在するコラーゲン生成に欠かせない栄養素。
高たんぱく質のマグロは、美肌はもちろん、アンチエイジング(老化防止)にもつながる
おすすめ食材の一つと言えます。
不飽和脂肪酸
マグロには、お肉にはほとんど含まれていない、
DHA(ドコサヘキサエン酸)・EPA(エイコサペンタエン酸)というn-3系不飽和脂肪酸が含まれています。
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【DHA】
脳の神経細胞の情報伝達をスムーズにする働きがあり、記憶力や言語能力など、認知機能、行動能力にも好影響をもたらすと言われています。
【EPA】
血液の凝固を抑える働きがあるため、血栓症の予防が期待できると言われています。
また、血流をよくしてくれるので、美肌効果も期待できます。
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これらの脂肪酸は、アレルギー疾患・高血圧・動脈硬化・脂質異常症・脳卒中などの予防と改善の効果も期待できるので、
子どもから大人まで食べていただきたい食材です。
(食べ過ぎには気を付けましょう)
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DHA・EPAは酸化しやすいので、鮮度の良い状態のものを食べたり、野菜や果物、ナッツなどの抗酸化作用のあるものと一緒に食べたりするのがおすすめです。
脂ののった、養殖本マグロ。その脂にはDHA、EPAがたっぷり含まれています。
焼いて脂を落とす食べ方もできますが、一緒にDHA、EPAも流れ出てしまうので、
生の状態や汁物にして、脂も一緒に摂取するのが望ましいです。
お刺身やお寿司のネタとしてそのまま味わうのはもちろん、
他にも酸味のあるものと合わせると、マグロ単体で食べるよりもさっぱりといただけます。
本マグロは他のマグロとどう違うの?
最高級のマグロ。程よい酸味と旨味が特徴的。赤身は色鮮やか、大トロの部位が多く、滑らかな舌触りととろける脂が絶品。旬は冬。お刺身やお寿司に向く。
「カクテルサラダ」
抗酸化作用のあるビタミンなどの栄養素を含むアボカドと、消化に良い山芋をマグロと一緒に。
混ぜて食べると美味。
【材料】
マグロ 100g
アボカド 1個
レモン汁 小1
山芋(長芋でもOK)80g
バルサミコ酢 小1
A 醤油 小2
オリーブオイル 大1
【作り方】
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マグロは1㎝弱の角切りにする。
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アボカドも1㎝弱の角切りにし、レモン汁を混ぜておく。
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山芋も1㎝弱の角切りにする。
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Aを混ぜ合わせる。
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グラスまたは皿に山芋、アボカド、マグロの順で盛る。食べる直前にAのソースをかける。
「バジル香るクリーミーカルパッチョ」
カッテージチーズソースが脂っこさを軽減してくれる一品。レモンのビタミンCとの相性も良し。
【材料】(2人分)
マグロ 100g
バジル 少々
カッテージチーズ 25g
A レモン汁 小1
オリーブオイル 小2
牛乳 大1~
塩・こしょう 適宜
【作り方】
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マグロは薄くそぎ切りにする。
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万能ねぎは小口切りにする。
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Aを合わせ、牛乳を加えながらポタージュ状にする。塩・こしょうで味を調える。
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マグロに3.のソースをかけ、バジルを散らす。
「韓国風甘辛無限サラダ」
柔らかく旨味のあるマグロを抗酸化作用のあるビタミンを含んだシャキシャキ野菜と一緒に。おつまみにもよし!
【材料】(2人分)
マグロ 100g
玉ねぎ 1/2個(80g)
きゅうり 1本(80g)
人参 1/5本(40g)
コチュジャン 大2
醤油 大2
A はちみつ 大2
にんにくすりおろし 小1/2
塩 ひとつまみ
白ごま 適宜
【作り方】
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マグロはそぎ切りにする。
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玉ねぎはスライスし、水にさらした後、水気を切っておく。
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きゅうり、人参は千切りにする。
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Aを混ぜ合わせておく。
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すべての材料を和え、最後に白ごまを振り混ぜる。
【レシピと文章の提供と監修】Ms.Shimada
管理栄養士・調理師・野菜ソムリエ。
外資系企業での貿易事務を経て、服部栄養専門学校へ入学、栄養士へ転身。
二児の母。